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額縁があるガラス絵との出会いは昨年のことでした。それは、アンティークのガラス絵(母と子が描かれた絵)を手入れしている時で、少し湾曲した2枚のガラスにそれぞれペイントされたものを合わせて1つの絵になっていました。
今までは1枚のガラス製品(ガラスのコップ、窓など)に描かれたものを目にする事が多くあったため2枚のガラスにペイントされた絵に興味を持ち調べてみました。そこでクロアチアのナイーブアートを知りました。
昔、農民が農閉期にガラス板に絵を描いた事が始まりでした。ガラスの面から描くとすぐに絵が剥がれてしまう恐れがあるため、裏から重ねて描いていく手法です。このときも2枚のガラスを合わせて1つの絵にしていきます。表から観たとき、1つの絵になるよう仕上げるのは難しいだろうと感じました。
額縁のある1つのガラス絵との出会いが思いがけずクロアチアのナイーブアートというものを知ることができました。1つの出会いにより、次の出会いにつながって行きました。新たな出会いを楽しみに待ちたいです。